三菱地所の新施設 MARK IS 福岡ももち の駐車料金は 日本一高い? 7000円
ヤフオクドーム隣に11月21日オープンするマークイズ福岡ももち
7000円の駐車料金が話題に
福岡市中央区のヤフオクドーム隣に大規模商業施設 MARK IS 福岡ももちがオープンする。
最寄りの福岡市地下鉄空港線「唐人町駅」から徒歩10分だが、車社会の福岡だけあって、1300台の駐車場が用意されている。
その駐車場料金が、7000円もかかると話題になっている。
ヤフオクドームでイベントのある日は通常料金に加えて特別料金7000円
7000円の特別料金がかかるのが、特別料金適用日の特定の時間帯だけである。
特別料金適用日は、事前に決まっていて、要するに「ヤフオクドームで大きなイベントの開催される日」である。
11月の特別料金適用日と、ヤフオクドームで開催されるイベントは下記の通り。
特別料金適用日 | ヤフオクドームのイベント |
11/23(金) | AAAコンサート |
11/24(土) | AAAコンサート |
11/30(金) | 嵐コンサート |
ヤフオクドーム利用者は7000円払う必要がある
この特別料金適用日に MARK IS 福岡ももち駐車場 に車を止める人は、7000円の特別料金が適用される可能性があるのだが、マークイズ福岡ももちを利用する目的であれば、請求されることはない。
というのも、買い物をして駐車券を提示すれば特別料金は自動的に解除されるし、たとえ買い物をしなくても、専用の機械に駐車券を通すだけで特別料金が解除される仕組みになっているのだ。
ただし、特別料金が解除できるのは、「ヤフオクドームでイベントが開催されている時間帯に限られている」のがポイント。
つまり、「MARK IS 福岡ももち の駐車場に車を止めて、ヤフオクドームのイベントに行っている人は、特別料金の解除ができない」ため、7000円の特別料金がチャージされる仕組みになっているのだ。
特別料金のシステム自体は珍しくない
ヤフオクドーム周辺の道路は、プロ野球の試合開催日やコンサートなどのイベントの際に発生する、大規模な交通渋滞が課題となっている。
ヤフオクドーム利用者の駐車場利用をどうするか、特別料金の導入は、悩んだ末の判断だったのだろう。
実際、同じ悩みを抱えている商業施設は多いようで、類似の特別料金システムを導入しているケースは存在している。
Panasonic Stadium Suita に隣接する ららぽーとEXPOCITYでは、サッカーの試合開催日は特別料金適用日として6,000円の特別料金を設定している。
また、ナゴヤドームに隣接しているイオンモールナゴヤドーム前では、野球やコンサートの開催日を中心に 6000円の特別料金を設定している。
いずれも、イベント開催時間帯に、特別料金を解除できる仕組みは同一だ。
「罰金1万円申し受けます」が現実に
店舗の駐車場に「当店ご利用の方以外の駐車はお断りします」「無断駐車は罰金1万円申し受けます」などと掲示されているケースは珍しくない。
マークイズ福岡ももちの特別料金システムは、いわばこの罰金をシステム化した仕組みに近いかもしれない。
今回マークイズ福岡ももちで導入される特別料金は7000円で、おそらく日本一高い駐車料金になるだろう。
無断駐車に対する罰金は、法的根拠が薄いと指摘されている。
今後このシステムが広まっていくと「当店ご利用の以外の方は罰金1万円申し受けます」が現実になるかもしれない。